1月の庭のお手入れ

寒肥
冬の寒い時期に有機性の肥料を株元に埋め込みます。具体的には枝先の内側1/3のラインに沿って、幹を中心に円を描くように溝を掘るか穴を開け、肥料を入れて埋め戻します。有機性の肥料は、緩効性で長くじっり効くので、春暖かくなって、植物が活動を始める頃に効果が現れてきます。また有機質肥料は土をつくる作用もあるので即効性のある化学肥料と上手に組み合わせて使って下さい。
植物の3大栄養素は、窒素・リン酸・カリです。
窒素は、「葉肥」とも言われ、成長を促す肥料です。寒肥には、この窒素肥料を与えて下さい。主なものに、油粕・魚肥・堆肥等があります。ただ、窒素肥料は与えすぎると、植物自体は大きく成長しますが、花や実が付きにくくなることがあります。
リン酸は、花・果実に効く肥料です。骨粉の入ったものが良いでしょう。
カリは、根に効く肥料です。代表的なものは草木灰です。
いずれにしても適期・適量を守る事が大切です。

《庭師のひとりごと》
東広島地域には、双葉三共(株)が製造されている「フタバソイル」という商品があります。この商品は、東広島市内で作られていて、微生物が土中で活発に動く事で分解されやすく、根にやさしい肥料です。
この肥料は品質が良く、寒肥等の追肥はもちろん、元肥としても使えます。
施肥量の目安は、(例)キンモクセイ(常緑樹 H1800W500)…5リットル前後を参考にして、株元に埋め込んで下さい。


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